玉の動きを考える



第二次世界大戦戦後、すぐに登場した台でものすごくヒットした台がある。

それは、正村ゲージである。正村ゲージが登場する以前は、べた釘と呼ばれたパチンコ台であり、

釘がただ均等に打ち付けられた台であった。このパチンコ台も当時はそれなりに人気があったのだが

正村ゲージは、それと比べ物にならないほど大ヒットしたのである。正村ゲージがヒットした要因

それは、パチンコ玉の動きに変化をもたらしたことにある。「エンターテイメントとは」のコラムに

記載させていただきましたが、エンターテイメントは、「意外性」である。意外性に人は驚き、人は喜ぶのである。

玉の動きに変化をもたらすということは、意外性を生み出したということに他なりません。

それでは、一体、玉の動きは一体どのような動きが意外性をもたらすのでしょうか?

ところで、地球には重力があります。上に上がった物は、下に落ちる。

それは、重力がある星ならば当然の事実である。実は、ここが非常に重要なのである

上に上がったものは下に落ちる。この事実を変えてしまえばよいのだ!

意外性とは、人の予想を裏切ることである。それが喜びにつながるのだ。

それならば、玉の動きはどのようにするべきか?簡単である。下に落ちるのが当たり前なのならば

上に上がればよいのではないでしょうか?普通ならば、下に落ちる玉が上に上がってゆく

こんな意外性のある台はない。そして、もう一つ重要な動きが、横の動きである。

普通ならば、重力によって上から下に落ちるだけの玉に、横への動きを織り交ぜ

玉の動きに変化をもたらすということが、「意外性のある台」につながり、楽しい台に繋がるのである!



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